ウィリアム・ハート｜シーラ・ハッチンソン｜レイ・Ｊ

ウィリアム・ハート

William HART

1945年１月17日ワシントンD.C.生まれ。

デルフォニックス（The Delfonics）のリード・シンガー。デビューは、1967年。シングル・ヒット20曲、チャートイン・アルバム６作。滑らかなファルセット・ヴォイスで、スイート・ソウルのブームを作る。2000年代に入っても歌い続け、スリー・テナーズ・オブ・ソウル（3 Tenors Of Soul）と名付けた新ユニットで活躍した。弟はウィルバート・ハート。

紹介したCDは、スリー・テナーズ・オブ・ソウルのファースト・アルバム「All The Way From Philadelphia」。2007年作。アイズレー・ジャスパー・アイズレーの "Caravan Of Love" や、アース・ウインド＆ファイアー（Earth, Wind & Fire）の "Fantasy" など、名曲のカバー集。メンバーは、スタイリスティックス（The Stylistics）のラッセル・トンプキンス・Jr（Russell Thompkins, Jr.）、ブルー・マジック（Blue Magic）のテッド・ミルズ（Ted Mills）という、スーパー・ユニット。往年のソウル・ミュージックを見事に蘇らせている。アマゾン→

（コンテンポラリー・ソウル）

[ デルフォニックスであと３枚 ]

「La La Means I Love You : Definitive Collection」。代表曲 "La La Means I Love You" をはじめ、18曲のシングル・ヒットを年代順に収録したベスト盤。録音は、1968年〜1974年。デビューから、メイジャー・ハリス（Major Harris）加入の後期まで、デルフォニックスの歴史を網羅したコンピレーションＣＤ。アマゾン→

（スウィート・ソウル）

「The Delfonics」。1970年のサード・アルバム。ヒット曲 "Didn't I (Blow Your Mind This Time)" を収録。含めて３曲のトップ10ヒットを生んだ名盤。プロデューサーは、スタン・ワトソンとトム・ベル。ますますハーモニーに磨きがかかった傑作。アマゾン→

（スウィート・ソウル）

「La La Means I Love You」。1968年作。同名のヒット曲を収録したデビュー・アルバム。プロデューサーは、スタン・ワトソンとトム・ベル。"Alfie" や "The Look Of Love" など、バート・バカラック作品のカバーもある。アマゾン→

（スウィート・ソウル）

●本館サイトの関連記事→デルフォニックス

シーラ・ハッチンソン

Sheila HATCHINSON

1953年１月17日イリノイ州シカゴ生まれ。

エモーションズ（The Emotions）のリード・シンガー。60年代末〜70年代前半は、スタックスで活躍。70年代中盤からは、アース・ウインド＆ファイアー（Earth, Wind & Fire）と行動を共にした。シングルヒット30曲（１位１曲）、チャートイン・アルバム10作（１位１作）。姉は、ワンダ・ハッチンソン。

紹介したCDは、1977年の「Rejoice」。コロンビア／ARC時代の２作め。ナンバー１ヒット "Best Of My Love" を収録。プロデューサーは、モーリス・ホワイト（Maurice White）。EW&F サウンドとエモーションズのコーラス・ワークが融合した傑作。アマゾン→

（コンテンポラリー・ソウル／ダンス・ディスコ）

[ エモーションズでもう１枚 ]

「Flowers」。1976年作。ヒット曲 "I Don't Wanna Lose Your Love" を収録。プロデューサーは、モーリス・ホワイトと、チャールズ・ステップニー。コロンビア移籍後の初アルバム。アース・ウインド＆ファイアーのファミリーに合流して、キレの良いモダンなサウンドを従えている。バラードもアップ・テンポも充実の名盤。アマゾン→

（コンテンポラリー・ソウル／ダンス・ディスコ）

●本館サイトの関連記事→エモーションズ

レイ・Ｊ

RAY J

1981年１月17日ミシシッピ州マッカム生まれ。

本名は、ウィリー・レイ・ノーウッド。育ったのは、カリフォルニア州ロサンゼルス。1997年に16歳でデビューした若手R&Bシンガー。シングル・ヒット９曲、チャートイン・アルバム５作（１位１作）。姉はブランディ。

紹介したCDは、2009年の「For The Love Of Ray J」。レイ・Ｊが出演するリアリティ・ショーのサウンドトラック。全12曲中、レイ・Ｊの新曲が９曲ある。プロデューサーは、クラレンス・ロス、ウォーレン・Ｇ、ロバート・ウォーターズ、キース・クロウチ、ウィル・ディックス、ダリル・クーパーなど。レイ・Ｊ自身も制作を手掛けている。イレギュラーなアルバムではあるが、ファンには見逃せない一枚。アマゾン→

（R&B）

[ レイ・Ｊであと３枚 ]

「All I Feel」。2008年作。ヒット曲 "Sexy Can I" を収録。プロデューサーは、マリオ・マイヤーズ、ノエル・フィッシャー、チャールズ・ヘンダーソン、ロドニー・ジャーキンス、トラックマスターズなど。従来よりヒップホップ寄りのアプローチ。レイ・Ｊがついに進むべき道を見出した感のある作品。アルバム・チャートで１位を獲得した。アマゾン→

（R&B）

「Raydiation」。2005年のサード・アルバム。ヒット曲 "One Wish" を収録。プロデューサーは、ティンバランド、ロドニー・ジャーキンス、Ｒ・ケリー、ノエル・フィッシャーなど。ブランディ（Brandy）とマイヤ（Mya）もゲストで参加。切ないバラードと、キレのあるダンス・トラック。アマゾン→

（R&B）

【NEW】「This Ain't A Game」。2001年のセカンド・アルバム。ヒット曲 "Wait A Minute" を収録。プロデューサーは、ネプチューンズ、ロドニー・ジャーキンス、ダレル・アーランビー、ディヴァンテ・スウィング、アントニオ・モブレーなど。音数を押さえたサウンド。ダークな曲調との相乗効果で、クールな仕上がり。アマゾン→