365 Days Of R&B/SOUL

R&B/ソウル系アーティストの誕生日をご紹介しています

パティ・ラベル|テリー・キャリアー|ラリー・ブラックモン|ウォルター・ビーズレイ|TQ


パティ・ラベル(Patti LaBELLE)

1944年5月24日ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。

本名は、パトリシア・ホルト。ブルーベルズ(The Blue Belles)のリード・シンガーとして、1962年に初ヒットを放つ。その後、グループ名をラベル(LaBelle)と変えながら70年代まで活躍した。1977年にはソロ・シンガーに転身。グループ時代と合わせて、シングル・ヒット48曲(1位3曲)、チャートイン・アルバム26作(1位1作)。高音のスクリームを自在に操る唱法で、他の追随を許さない地位を築いた。


紹介したCDは、2005年の「Classic Moments」。名曲を集めたカバー・アルバム。"Your Song" では、オリジナル・シンガーのエルトン・ジョンとデュエットしている。ソウルに限らず幅広い選曲だが、どれもパティ・ラベルの個性と持ち味が発揮されていて、完成度が高い。アマゾン→

(コンテンポラリー・ソウル)

[ パティ・ラベルであと2枚 ]

「Gems」。1994年作。ヒット曲 "The Right Kinda Lover" を収録。デバージDeBarge)の "All This Love" をカバー。プロデューサーは、ジミー・ジャム&テリー・ルイス(ジャム&ルイス)、テディ・ライリーバニー・シグラーなど。サウンド、歌ともに充実の傑作。アマゾン→

(コンテンポラリー・ソウル)


「Patti LaBelle」。1977年作。ヒット曲 "Joy To Have Your Love" を収録。エドウィン・スター(Edwin Starr)の "Funky Music Sho Nuff Turns Me On"、ウィリー・ディクソン(Willie Dixon)の "You Can't Judge A Book By The Cover" をカバー。プロデューサーは、デヴィッド・ルビンソン。充実の初ソロ・アルバム。アマゾン→

(コンテンポラリー・ソウル)

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テリー・キャリアー(Terry CALLIER)

1945年5月24日イリノイ州シカゴ生まれ。

本名は、テレンス・キャリアー。1962年にチェス・レコードのオーディションに合格。17歳でシングル盤をリリースした。本格的なデビューは、70年代に入ってから。カデットから3枚のアルバムを発表したが、いずれもフォークとジャズの影響を色濃く受けた内容。ヒットには至らず、70年代末にエレクトラへ移籍。ようやく1曲のシングル・ヒットを記録する。その後は、音楽界から離れていたが、80年代のアシッド・ジャズ・ブームで再評価。90年代には完全にカムバック。ヨーロッパを中心に存在を確立した。


紹介したCDは、1978年の4作め「Fire On Ice」。エレクトラへ移籍後の初作品。プロデューサーは、リチャード・エヴァンス。従来のアコースティック・スタイルを内に秘めて、ソウル・ミュージックの本流を意識した内容。バラードで聴かせるヴォーカルの息遣いは、さすがの説得力。アマゾン→

(コンテンポラリー・ソウル)

[ テリー・キャリアーでもう1枚 ]


「Turn You To Love」。1979年の5作め。ヒット曲 "Sign Of The Times" を収録。フォー・トップス(The Four Tops)の "Still Water (Love)" をカバー。プロデューサーは、レジナルド・バーク。ソウル本流の方向性に、都会的な味わいも加えた意欲作。アマゾン→

(コンテンポラリー・ソウル)

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ラリー・ブラックモン(Larry BLACKMON)

1956年5月24日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。

キャメオ(Cameo)のリーダー/リード・シンガー。シングル・ヒット38曲(1位3曲)、チャートイン・アルバム16作(1位3作)。独特の歌声とエンターテインメント性あふれるステージで、70年代〜80年代のファンク・シーンをリード。1986年にはジョージア州アトランタに本拠地を移し、セルフ・レーベル「アトランタ・アーティスツ」を設立した。


紹介したCDは、キャメオのアルバム「Word Up」。1986年作。2曲のナンバー1ヒット "Word Up" と "Candy" を収録。メンバーは、ラリー・ブラックモンの他にトミー・ジェンキンスとネイサン・レフトナント。80年代エレクトロ・ファンクの傑作。アマゾン→

(ファンク)

[ キャメオでもう1枚 ]

「Cameosis」。1980年作。ヒット曲 "Shake Your Pants" を収録。ミディアムの "We're Goin' Out Tonight" もソウルフル。アルバム・チャートでは、初の1位を獲得した作品。ヴォーカルに、ウェイン・クーパー。ギターに、アンソニー・ロケットが参加している。アマゾン→

(ファンク)

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ウォルター・ビーズレイ(Walter BEASLEY)

1961年5月24日カリフォルニア州エル・チェントロ生まれ。

スムース・ジャズ系のサックス奏者。学生時代からナイト・クラブのステージに立つ。バークリー音楽院を卒業後に、講師となった。レコード・デビューは、1987年。シングル・ヒット5曲、チャートイン・アルバム3作。ソプラノ・サックスを中心に、アルト・サックスやフルートを持ち替える他、ヴォーカルにも意欲的。


紹介したCDは、1987年のファースト・アルバム「Walter Beasley」。ヒット曲 "I'm So Happy" を収録。プロデューサーは、ライオネル・ジョブ。サックスのインストゥルメンタルが5曲、ウォルター・ビーズレイのヴォーカル曲が3曲。女性シンガー、ダーセル・スペンサー(Darcel Spencer)とのデュエットもある。80年代アーバン・コンテンポラリーのエッセンスを加えた、スムース・ジャズの充実作。アマゾン→

(アーバン・コンテンポラリー/スムース・ジャズ)

[ ウォルター・ビーズレイでもう1枚 ]


【NEW】「Just Kickin' It」。1989年のセカンド・アルバム。同名のヒット曲を収録。アニタ・ベイカー(Anita Baker)の "Good Love" をカバー。プロデューサーは、ライオネル・ジョブ。デビュー盤のスタイルをさらに極めた充実作。アマゾン→

(スムース・ジャズ)

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TQ

1976年5月24日アラバマ州モービル生まれ。

本名は、テレンス・クイーツ(Terrance Quaites)。育ったのは、カリフォルニア州コンプトン。カミング・オブ・エイジ(Coming Of Age)を結成して、1993年にデビュー。シングル・ヒット2曲、チャートイン・アルバム1作。解散後は、ステージ・ネームを「TQ」に改めて、ソロ・シンガーに転身。シングル・ヒット4曲、チャートイン・アルバム1作。


紹介したCDは、2010年の最新作「Kind Of Blue」。TQ のセルフ・プロデュースが中心。1曲のみ、ヴァイブ・キングスの制作。前半はしなやかなR&B、後半はヒップホップ色の強いサウンドアマゾン→

(R&B)

[ TQでもう1枚 ]


「Paradise」。2008年発表の4作め。プロデューサーは、スタティック・メイジャー、ブライアン・ケイシー&ブランドン・ケイシー、ディーゼルなど。ジャギド・エッジJagged Edge)との共演もある。ストリート感を前面に打ち出した、硬質のサウンドアマゾン→

(R&B)

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