365 Days Of R&B/SOUL

R&B/ソウル系アーティストの誕生日をご紹介しています

11月15日のコメント欄





























→誕生日の記事を読む


★本館サイトの関連記事→マイケル・クーパーコン・ファンク・シャン

アレクサンダー・オニールシックセントラル・ライン


[ 2009年にいただいたコメント ]

tominxanadu

それにしても、この日はメンツが豪華すぎますね^^b


Con Funk Shunは結構好きなんですけど
当時としてはどういう扱いだったのでしょう?
聴きやすいファンクですけど
前期Kool&the Gangのようなコッテリしたファンクではないし
軟派なイメージをもたれていた、と何かで読んだ事がありますけど。
でも、好きなものは別に気にしませんけど・・・



P.S. アレックス復活の兆しは?

tanoux

コン・ファンク・シャンは、人気のファンク・バンドでしたよ。
ディスコの隆盛期も上手く乗り切って、
80年代まで活躍したビッグネームです。
フェルトン・パイレットのサウンド・メイキングと
マイケル・クーパーのヴォーカルは、絶大な支持を集めていました。
シングル・ヒット24曲、チャートイン・アルバム12作という実績が
彼らの評価を如実に現しています。


「軟派なイメージ」というのは、おそらく日本のソウル・ファンの評価ではないかなあ。
ファンクの本流が好きな方たちにとっては
コン・ファンク・シャンのしなやかなサウンドは好みではなかったのでしょう。


以前にもどこかで書きましたが、
ソウル・ミュージックは、アメリカの黒人文化です。
日本やイギリスなど、他国・他人種のファンは、その中から取捨選択して、
自分たちの好みに合うものを評価しているだけです。
例えば、日本の古い評論家たちはサザン・ソウル至上主義者みたいな人が多いですよね。
ファンクなら、Pファンク系に熱烈なファンが多いのかなあ。
アイザック・ヘイズは悪評ですし、ディスコ・ブームは目の敵にしてますよね(笑)。
でも、アメリカのブラック・コミュニティでは違います。
どれも、その時代に大きく評価を受けて、黒人たちに支持されてきた愛すべき音楽です。
ということで「海外での評判」は、意味も価値もないと思うのですよ。
僕たちは、コミュニティの外からおこぼれを預いている立場ですから。
文化を創る側ではないですものね。


さて、アレクサンダー・オニールの復活ですが…
正直に書くと、少々難しいと思いますよ。
今は活動の拠点を、イギリスやドイツに移してしまってます。
アメリカのメインストリームから離れてしまうと、
再びヒットを出すのは大変じゃないかなあ。


かつてモータウンで活躍したスターたちが
80年代に大挙してイギリスへ渡ったことがありました。
誰一人として、アメリカでの成功は取り戻せなかったです。
彼らやアレックスの場合も「アメリカの黒人文化」から出てしまった状態なのでしょう。
ましてや、過去のヒット曲のカバー・アルバムを作っているようでは
レコーディング・アーティストとして見通しは明るくないと思いますよ。


せっかくヨーロッパに足場を築いたのだから
ヨーロッパ・サウンドの新作を創れないものでしょうかねぇ…。
アレックスの声は、ハウス・ミュージックのヴォーカルに合うと思いますが。
個人的には大好きなシンガーなので、ぜひ復活してほしいです。

tominxanadu

詳しいレスありがとうございますm(_ _)m
アイザック・ヘイズが悪評高いなんて初めて知りましたヽ(;´Д`)ノ
自分のブログでも音楽のことを取り上げているだけに難しいところですが
人の評価ばかり気にしていては仕方がないですからね。
Con Funk Shunでは”Let me put love on your mind”というアルバムを持っています。
http://www.amazon.co.jp/Let-Put-Love-Your-Mind/dp/B000SU7VPO/
これが、比較的最近の(’07)彼らのライブ盤なんですね。
偶然CDショップで見かけて手に入れたとは言え
なかなかの掘り出し物でしたよ。


アレックスは、ヨーロッパに活動の拠点を移してしまったんですか。
昔、イギリスの皇太子夫妻(元)が主催する『プリンス・トラスト・ロイヤル・ガラ』でのライブで
アレックスがスーツ姿で生のオーケストラをバックに
”Sunshine”を熱唱する映像を見て感動を覚えたものです。
歌い進むにつれて汗が滲み出す→噴き出すようなのはご愛嬌ですが、
歌の上手さにシビレたものです。


ハウス・ミュージックのヴォーカル
良いところ突きますね、
そういう復活劇があることを切に願います。



訂正ですm(_ _)m。
プリンス・トラスト・ロイヤル・ガラではなく
The Prince’s Trust Rock Galaでした。その年によって
名前が若干変化していたようです。
アレックスが出ていたのは’89年でした。

tanoux

おっしゃる通りで、人の評価を気にしても仕方がないのですが
それとは別に
「自分が好きな音楽は、当時、どのように受け止められていたのか?」
という疑問・興味は当然ありますよね。


評論や評価に関して言えば、
音楽ファンが「好き嫌い」を書くのは大賛成ですよ。
自分でお金を払って買った音楽ですから
気に入った、あるいは気に入らなかった…
どちらでも正直に書いてかまわないと思いますし、
僕自身も、そういうブログを読むのは楽しみです。


でも、原稿料が発生する評論家の方々は、
プロとしての文章を書いてくれないと困ります。
創り手はみんな、命を削って作品を産み出してますから
「好き・嫌い」のレベルで口を出して欲しくないです。
アイザック・ヘイズを酷評してるのは、
桜井ユタカさん、鈴木啓志さん…他にも多いみたいですよ。
「ヘイズが好きだという人に会ったことがない」などと書いてます(笑)。
でもねぇ…なぜ敢えて採り上げて否定するのか、理解しかねます。
嫌いなら無視して、代わりに好きな歌手について語ってくれた方が
読者としては有意義でしょう。
お二方とも、得意の分野では素晴らしい評論を書く人なんですから。


さて、ご紹介のライブ盤は、初めて存在を知りました。
情報ありがとうございます。
 ↓
「Let Me Put Love On Your Mind / Con Funk Shun」(2007)


曲目を見ると、ヒット曲満載ですね。
ラストの2曲は、アンコールなのかな。
キャメオと、オハイオ・プレイヤーズのカバーとは楽しい選曲ですね。
両者とも、日本のソウル評論家の間では評価の高いファンク・バンドです(笑)。
いわゆる「軟派」のコン・ファンク・シャンも
「硬派」とされるオハイオ・プレイヤーズと、本質は同じ。
どちらも、ファンクの本流で活躍している人たちで
あとは聞く人の好みの問題だ、とわかってもらえると思います。


それから、アレックスの情報もありがとうございます。
1989年といえば、キャリアの全盛期ですね。
イギリス人にとってのアレックスは「外タレ(笑)」で「本物のソウルマン」です。
当時から大切にされていたのでしょう。
今年(2009年)で、56歳ですか。
まだ復活のチャンスはあると思います。


[ 2007年にいただいたコメント ]

tominxanadu

Tony Thonpsonさん
元々はChicのDr.なんですよね。
ワタクシの世代は、Power StationのDs.の音を聴いて衝撃を受けたものです。あとはDuran Duranのプロデュースで有名なナイル・ロジャースもChicということでそこから興味を持ってChicを聴いたのがそもそもR&B・ Discoを聴くきっかけだと思います。

tanoux

トニー・トンプソンは、シック消滅後の方が有名になりましたよね(笑)。
ドラムスで参加しているパワー・ステーションのアルバムはこちら。
なんと、DVDも付いたリマスター盤ですよ。
 ↓
「The Power Station」(1985)


シックはどうしても、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズで語られてしまいますが、
トニー・トンプソンのドラムがなかったら、あのシック・サウンドは完成しなかったと思います。


[ 2006年にいただいたコメント ]

mmsano

ジャケットにつられて来ました☆彡


Michael Cooperのグループ、Con Funk Shunに興味がわき、
日記にも書いてしまいました。
彼らについて、
今回初めて聞いたので
どんなグループだったか教えてください(u_u)
MC Hammerなどのアーティストのプロデュースもしたのですか?

tanoux

あははは。モモちゃんの好きそうなジャケットですよね…ボックスヘアーだし(笑)。
M.C.ハマーのプロデュースをしたのは、メンバーのフェルトン・パイレット。
コン・ファンク・シャンのサウンド面をリードしていた人物です。


コン・ファンク・シャンは、
70年代後半から80年代にかけて活躍したファンク・グループで、
初期の70年代は大人数のバンド編成を活かしたファンク王道路線。
徐々に洗練されてきて、80年代中盤にはエレクトロ・ファンク路線になります。
あと、ミディアム〜バラードにいい曲が多いのも特徴で、
それだけを抜き出すと、アーバン・コンテンポラリーのコーラス・グループのような一面もあります。
オリジナル盤は、どれも入手困難のようなので、ベスト盤をご紹介しますね。
何種類も出てますが、選曲はこのCDがいちばん充実してます。
 ↓
「The Best Of Con Funk Shun」

questao

むむ、ついM.C.ハマーに反応してしまいました。(笑) Con Funk Shunのメンバーがあのハマー・サウンドを作っていたんですね。学びました…。それにしても七五三は関係ないにしても、この日生まれのアーティストの顔ぶれたるや…。ミネアポリス馬鹿な僕はやっぱりアレクサンダー・オニールのノドに一票。

tanoux

僕もアレクサンダー・オニールに一票です(笑)。
アレックスの肉感的な唱法は、ミネアポリス・ファンクそのものだと思います。


コン・ファンク・シャンは、いろいろな人たちと関わってるんですよ。
デビュー前は、スタックスと契約していて
なんとソウル・チルドレンのロード・バンドを務めてます。
ファンク・バンドの彼らが、
メンフィスでサザン・ソウルを演ってる姿は想像できませんよね(笑)。

mmsano

四角い頭を見つけるとつい。。


自分ガタリですが、
私が洋楽の存在を知った当時に
こういうハデなスタイルが流行っていたから
なんだか無意識のうちに「特別な時代」になったのかなあ。。^^:。
tanouxさんの特に「特別な時代」はどのあたりですか?


Con Funk Shun、
80年代半ばにはエレクトロファンクなのですね。
ますますBest盤がほしくなってきた☆彡

tanoux

えっ、特別な時代ですか…うーん。
僕は、特にないなあ。
幼稚園の時から、ずっとリアルタイムで聴いてきたので
70年代以降なら、どの時代もスタイルも同じように好きです。
もちろん、最新のR&Bも大好き。
ソウル・ミュージックは、どんどん進化していく音楽なので
新しいスタイルが出てくると、わくわくしますね。
僕とっては、「今この瞬間」が「特別な時代」なのかも。