ディナ・キャロル｜シャリッサ｜ケリス｜パリス・ベネット

ディナ・キャロル（Dina CARROLL）

1968年８月21日イギリス・サフォーク州ニューマーケット生まれ。

本名は、ジェラルディーン・キャロル。80年代半ばに初レコーディングを経験。1989年にメジャー・デビュー。いずれもヒットには至らなかったが、1993年になってブレイクした。アメリカでは、シングル・ヒット１曲。不遇時代に加入したディスコ・バンド「Quartz」名義のシングルもある。

紹介したCDは、1993年の「So Close」。同名のヒット曲を収録。プロデューサーは、ロバート・クライヴィルス＆デヴィッド・コール、ナイジェル・ロイス、C.J.マッキントッシュ。アーバン・テイストのモダンなUKソウル。アマゾン→

（アーバン・コンテンポラリー）

[ ディナ・キャロルでもう１枚 ]

「Only Human」。1996年作のセカンド・アルバム。ミディアム〜スローを中心にしたヴォーカル・アルバム。ただし、中盤にはハウス・テイストのダンサブル・ナンバーが３曲ある。プロデューサーは、ナイジェル・ロイス。アメリカではチャート・インできなかったが、本国イギリスでは "Escaping" がヒットを記録した。アマゾン→

（UKソウル）

シャリッサ（SHARISSA）

1976年８月21日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。

本名は、シャリッサ・ドウズ。女性ヴォーカル・グループ「4Kast」のメンバー。1998年にデビューして、シングル・ヒット１曲を記録。解散後は、モータウンと契約してソロ・シンガーに転身。シングル・ヒット３曲、チャートイン・アルバム１作。現在は、プライベート・レーベルを設立して活動中。間もなくサード・アルバムのリリースが予定されている。

紹介したCDは、2002年のソロ・デビュー作「No Half Steppin'」。ヒット曲 "Any Other Night" を収録。プロデューサーは、ポーク＆トーン、ブライス・ウィルソン、タンク、ジェラルド・アイザックなど。グループ仕立ての味わいを残しながらも、シャリッサのヴォーカルを活かした構成。ミディアム〜スロウ・ジャムが映える充実作。アマゾン→

（R&B）

ケリス（KELIS）

1979年８月21日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。

本名は、ケリス・ロジャース。1999年に19歳でデビュー。シングル・ヒット９曲、チャートイン・アルバム４作。フォクシー・ブラウン（Foxy Brown）など、ヒップホップ系アーティストとの共演・客演も多い。ラッパーのナズ（Nas）と結婚歴あり。

紹介したCDは、2010年の「Flesh Tone」。プロデューサーは、アレ・ベナーシ、ベニー・ベナーシ、ロマン・デ・ガルセス、デヴィッド・グエッタ、ダミアン・リロイ、フレッド・リエステラー、ウィル・アイアムなど。エレクトリック・サウンドを全面に打ち出した、原点回帰の作品。アマゾン→

（R&B）

[ ケリスであと３枚 ]

「Kelis Was Here」。2006年リリースの４作め。ヒット曲 "Bossy" を収録。プロデューサーは、ショーン・ギャレット、ラファエル・サディーク、スコット・ストーチ、デイモン・エリオット、ジェイソン・ボイドなど。サウンド・メイキングの中心だったネプチューンズを外して、新たなスタイルに挑んだ意欲作。ケリスらしいアバンギャルドな曲は健在。アマゾン→

（R&B）

「Tasty」。2003年作。ヒット曲 "Milkshake" を収録。プロデューサーは、ネプチューンズを中心に、ダラス・オースティン、ラファエル・サディーク、ロックワイルダー、アンドレ3000など。レゲエやインド風など、多彩なエッセンスを取り込んだサウンド。アマゾン→

（R&B）

「Wanderland」。2001年作。プロデューサーは、ネプチューンズ。多様なスタイルを取り入れた、意欲作。アメリカでのリリースはなく、ヒット・チャートとも無縁の作品。ただし、ケリスらしい先鋭的なサウンドは耳に残る。アマゾン→

（R&B）

パリス・ベネット（Paris BENNETT）

1988年８月21日ジョージア州フェイエットビル生まれ。

2007年にデビューした女性シンガー。ＴＶのオーディション番組「アメリカン・アイドル」の出身。シーズン５でトップ５まで勝ち残った。現時点で、チャートイン・アルバム１作。将来の活躍が期待される。祖母は、サウンド・オブ・ブラックネスのアン・ネスビー。

紹介したCDは、デビュー・アルバム「Princes P」。プロデューサーは、ジョンジョン、ジェイソン・アイザック・ムーア、チャールズ・ロアンヌ、タイリース・ジョーンズ、エディ・Ｆ、ダレン・ライティ。ジェイソン・アイザックとのデュエットも収録している。歌にはまだ堅さが感じられるが、将来性は十分。オールド・スタイルのドラマティックなバラードが映える。アマゾン→