セシル・ウーマック|スリム|エリック・ロバーソン|テイマー|タニア・ブラント|ライアン・レスリー
セシル・ウーマック(Cecil WOMACK)
1947年9月25日オハイオ州クリーブランド生まれ。
ウーマック&ウーマック(Womack & Womack)の男性シンガー。サム・クックの娘・リンダと結婚。夫婦でデュエット・チームを結成して、シングル・ヒット3曲、チャートイン・アルバム3作。ソングライター・チームとしても、独特の個性を発揮した。兄は、ボビー・ウーマック(Bobby Womack)。
紹介したCDは、1984年の「Love Wars」。ヒット曲 "Baby I'm Scared Of You" を収録。ローリング・ストーンズの "Angie" をカバー。テディ・ペンダーグラスがヒットさせた "Love T.K.O." の原曲もある。プロデューサーは、スチュワート・レヴァイン。オリジナリティのあるメロディ・ラインが変幻自在。良い意味でソウルの枠組みを越えた傑作。アマゾン→
(コンテンポラリー・ソウル)
[ ウーマック&ウーマックでもう1枚 ]
「Conscience」。1988年作。セシル・ウーマック&リンダ・ウーマックのセルフ・プロデュースに加えて、クリス・ブラックウェルも参加。一聴してウーマック&ウーマックと判る、個性あふれるグルーブ感。80年代のサウンドを取り入れながらも、独自のスタンスを貫き通した充実作。アマゾン→
(コンテンポラリー・ソウル)
スリム(SLIM)
1974年9月25日ジョージア州アトランタ生まれ。
本名は、マーヴィン・スキャンドリック三世。112のリード・シンガー。ハイスクールの仲間4人でグループを結成。1996年にデビューを果たした。シングル・ヒット21曲(1位2曲)、チャートイン・アルバム5作(1位1作)。なお、誕生日を「1978年9月30日」とする資料もある。
紹介したCDは、2005年の「Pleasure & Pain」。ヒット曲 "U Already Know" を収録。プロデューサーは、ダロン・ジョーンズ、ダレル・アーランビー、ジャーメイン・デュプリ、マリオ・ワイナンズ、ウォーリン・キャンベル&ハロルド・リリーなど。バラードの美しさは、現役ヴォーカル・グループのトップ・クラス。アマゾン→
(R&B)
[ 112でもう1枚 ]
「Room 112」。1998年リリースのセカンド・アルバム。ヒット曲 "Anywhere" を収録。プロデューサーは、ショーン・パフィ・コムズ、レスリー・ブラスウェイト、スティーブン・ジョーダン、アーロン・ヘニングス、クリス・ケローなど。ゲスト・シンガーにフェイス・エヴァンス(Faith Evans)。ミディアム〜スロウをメインにしたR&Bアルバム。アマゾン→
(R&B)
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エリック・ロバーソン(Eric ROBERSON)
1976年9月25日ニュージャージー州ラーウェイ生まれ。
ハイスクールのミスター・コンテストで優勝。奨学金で、ワシントンD.C.のハワード大学に進学。同時期に、18歳でデビュー。シングル・ヒットを放ったが、制作したアルバムはリリースされずに終わる。その後は、ミュージカルに出演しながら、ソングライターとして活動。2001年には、ついにアルバムをリリースして、表舞台に立った。シングル・ヒット4曲、チャートイン・アルバム2作。ジル・スコット(Jill Scott)や、アンジェラ・ジョンソン(Angela Johnson)のアルバムにも客演している。
紹介したCDは、2011年の「Mr. Nice Guy」。ヒット曲 "Picture Perfect" を収録。。プロデューサーは、リッチ・ハリソン、ヘゼキア・デイヴィス、A・ジャーメイン・モブレイ、カリ・レミュエル、アーロン・ハーディン、B・ジャズ、ジェームス・ポイザー、ジェームス・ベイカー、ミスター・ポーター、トーン・ホワイトフィールド、ビンク!、ダナ・ソーリーなど。女性シンガーとのデュエットも含めて、ネオ・フィリー・スタイルで統一した作品。ロバーソンのファルセット〜テナーも美しい。アマゾン→
(R&B/ネオ・ソウル)
テイマー(TAMAR)
1977年9月25日メリーランド州サバーン生まれ。
本名は、テイマー・ブラクストン(Tamar Braxton)。ブラクストンズ(The Braxtons)のメンバーとして、1996年にデビュー。シングル・ヒット2曲、チャートイン・アルバム1作。1999年には、ソロ・アルバムを発表。シングル・ヒットも1曲ある。姉にトニー・ブラクストン(Toni Braxton)。
紹介したCDは、ブラクストンズの「So Many Ways」。同名のヒット曲を収録。ダイアナ・ロス(Diana Ross)の "The Boss" をカバー。プロデューサーは、ジャーメイン・デュプリ、アレン・ゴードン、H.O.P.プロダクションズ、ダリル・シモンズ、ショーン・ホール、クリス・スチュワートなど。90年代ガールズ・グループの一つだが、ヴォーカルはソウルフル。アマゾン→
(R&B/アーバン・コンテンポラリー)
[ テイマーのディスコグラフィー ]
「Tamar」。2000年のソロ・アルバム。ヒット曲 "If You Don't Wanna Love Me" を収録。プロデューサーは、ジャーメイン・デュプリ、ティム&ボブ、ミッシー・エリオット、ダレル・アーランビー、クリス・スチュワート。憂いを含んだミディアムが中心。美しいバラードもある。アマゾン→
(R&B)
タニア・ブラント(Tanya BLOUNT)
1977年9月25日ワシントン D.C.生まれ。
スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)のバック・コーラスを経て、1994年にソロ・デビュー。シングル・ヒット3曲、チャートイン・アルバム1作。映画「天使にラブソングを・2」のサントラでは、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)とデュエットしている。
紹介したCDは、1994年の「Natural Thing」。ヒット曲 "Through The Rain" を収録。プロデューサーは、スティーブ・ハーレイ、ケヴィン・ジャクソン&エリック・ホワイト、レジー・グリフィン、エリック・ミラー、バイロン・スティングレイなど。L.T.D. の "Love Ballad" をカバー。デュエットのパートナーにフレディ・ジャクソン(Freddie Jackson)。ハッシュ・プロ独特の、スムースでゴージャスなサウンド。アマゾン→
(アーバン・コンテンポラリー)
ライアン・レスリー(Ryan LESLIE)
1978年9月25日ワシントンD.C.生まれ。
15歳でハーバード大学に入学、19歳で卒業。卒業後はソングライター、プロデューサとして活躍。カール・トーマス、キャシー、ニュー・エディション、ダニティ・ケイン、ドネル・ジョーンズ、シェリー・デニスらを手掛けた。シンガーとしても、2008年にメジャー・デビュー。シングル・ヒット2曲、チャートイン・アルバム2作。なお、誕生年を「1977年」とする資料もある。
紹介したCDは、2009年の「Transition」。ヒット曲 "You're Not My Girl" を収録。ライアン・レスリーのセルフ・プロデュース。全曲のソングライティングも手掛けている。前作よりパーカッシブなサウンドの意欲作。アマゾン→
(R&B)
[ ライアン・レスリーのディスコグラフィー ]
「Ryan Leslie」。2008年作。ヒット曲 "How It Was Support To Be" を収録。キャシー(Casse)とのデュエットもある。全曲のプロデュースとソングライティングは、ライアン・レスリー自身。多彩な曲調と耳に残るヴォーカル。メロディ・ラインには、スティービー・ワンダーの影響がうかがえる。アマゾン→