ビリー・バトラー|L.A.リード|プリンス|サンシャイン・アンダーソン
ビリー・バトラー(Billy BUTLER)
1945年6月7日イリノイ州シカゴ生まれ。
60年代〜70年代に活躍した男性シンガー。ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれという説もある。ソロのほかに、エンシャンターズ(The Enchanters)、シャンターズ(The Chanters)、インフィニティ(Infinity)などのグループでもリード・ヴォーカルを担った。それらすべてを合わせて。6曲のシングル・ヒットがある。兄は、ジェリー・バトラー(Jerry Butler)。
紹介したCDは、コンピレーション・アルバム「The Right Tracks」。代表曲 "I Can't Work No Longer" をはじめ、3曲のシングル・ヒットを収録。録音は、1963年〜1966年。オーケー・レーベル在籍時代のベスト盤。エンシャンターズやシャンターズ名義の曲もある。初期のビリー・バトラーをまとめて聞ける貴重な音源。アマゾン→
(ソウル)
[ ビリー・バトラーでもう1枚 ]
「Sugar Candy Lady」。1977年のソロ・アルバム。レーベルは、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)のカートム。ソングライターとしても才能を発揮していたバトラーだけに、曲は粒ぞろい。シングル・ヒットは生まれなかったが、70年代シカゴ・ソウルの隠れた名盤。アマゾン→
(シカゴ・ソウル/ノーザン・ソウル/コンテンポラリー・ソウル)
L.A.リード(L.A. REID)
1956年6月7日オハイオ州シンシナティ生まれ。
本名は、マーク・ルーニー。ザ・ディール(The Deele)のドラマー。ベイビーフェイス(Babyface)と組んだプロデューサー・チーム「La-face」で、ボビー・ブラウン(Bobby Brown)など多くのヒットを生み出した。また、ラフェイス・レーベルを設立して多くの若手も育てている。ペブルス(Pebbles)と結婚歴あり。従兄弟に、アフター7(After 7)のキース・ミッチェル。
紹介したCDは、ディールのアルバム「Eyes Of A Stranger」。1987年作。ヒット曲 "Two Occasions" を収録。前半はバラード、後半はエレクトロ・ファンク。ベイビーフェイスも1曲だけリー・ヴォーカルをとっている。バラード・サイドの曲が美しい。アマゾン→
(アーバン・コンテンポラリー/ファンク)
[ ディールのディスコグラフィー ]
「Material Thangz」。1985年作。同名のヒット曲を収録。全曲で、L.A. リードがプロデュースを担当。リード・シンガーは、カルロス・グリーンとダーネル・ブリストル。メインはエレクトロ・ファンク。加えて、"Sweet November" など、バラードも2曲ある。アマゾン→
(エレクトロ・ファンク)
「Street Beat」。1983年作。ヒット曲 "Body Talk"を収録。プロデューサーは、レジー・キャロウェイ。同じ時期のミッドナイト・スター(Midnight Star)と共通のエレクトロ・ファンク。端切れの良い曲が並んだ、充実作。アマゾン→
(エレクトロ・ファンク)
●本館サイトの関連記事→ザ・ディール
プリンス(PRINCE)
1958年6月7日ミネソタ州ミネアポリス生まれ。
本名は、プリンス・ロジャー・ネルソン。独創的な歌とサウンドで、ファンクの歴史に新たな1ページを書き加えた。シングル・ヒット63曲(1位8曲)、チャートイン・アルバム35作(1位5作)。アポロニア6(Apollonia 6)、ヴァニティ6(Vanity 6)、ザ・タイム(The Time)、シーラ・E(Sheila E.)など、プロデューサーとしても実績がある。妹は、タイカ・ネルソン(Tyka Nelson)。
【NEW】紹介したCDは、1978年のデビュー盤「For You」。ヒット曲 "Soft And Wet" を収録。プリンスのセルフ・プロデュースと自作曲で構成。多彩な曲調に乗せて、ファルセット・ヴォーカルを駆使。後の作品群とは感触が異なる作品だが、プリンスの原点として聞いておきたい。アマゾン→
(ファンク)
[ プリンスであと4枚 ]
「20 Ten」。2010年作。元々は、新聞の付録として配布されたノベルティCD。往年のミネアポリス・ファンクを思わせる、シンプルな歌と演奏。純粋な新録音ではないが、ファンの方なら持っていたい一枚。アマゾン→
(ファンク/R&B)
「Lotus Flow 3r」。2009年作。CD3枚組の大作。うち、1枚はプリンスがプロデュースする女性シンガー、ブリア・ヴァレンテの作品。ルーツのミネアポリス・ファンクを前面に打ち出したサウンド。「3121」から、3作連続でアルバム・チャートの1位に立った。アマゾン→
(ファンク/R&B)
「Planet Earth」。2007年作。ヒット曲 "Future Baby Mama" を収録。前作「3121」に続き、アルバム・チャートで1位となった。全10曲のコンパクトな作品だが、内容は濃い。新たな時代へと突き進んでいくプリンスの姿が垣間見える。アマゾン→
(ファンク/R&B)
「3121」。2006年作。ヒット曲 "Te Amo Corazon" を収録。アルバム・チャートでは、15年ぶりに1位を獲得した。冒頭はノイジーで難解な曲だが、以降は全盛期を思わせるプリンス・サウンド。スロウジャムを織り交ぜながら、21世紀のミネアポリス・ファンクを展開している。♪試聴→
(ファンク/R&B)
●本館サイトの関連記事→プリンス
サンシャイン・アンダーソン(Sunshine ANDERSON)
1974年6月7日ノースカロライナ州ウインストン・セーラム生まれ。
育ったのは、同州シャーロット。2001年に登場した女性シンガー。売れっ子プロデューサーのマイク・シティが惚れ込んだ逸材。シングル ・ヒット6曲、チャートイン・ アルバム3作。デビューのきっかけは、口ずさんでいた鼻歌。カフェテリアの順番待ち中にスカウトされたという強運の持ち主。
紹介したCDは、サード・アルバム「The Sun Shines Again」。2010年作。ヒット曲 "Lie To Kick It" を収録。プロデューサーは、マイク・シティ、ケルヴィン・ウーテン、レックス・ライドアウト。前作のスタイルを踏襲して、歌を聴かせる R&B を追求した充実作。アマゾン→
(R&B)
[ サンシャイン・アンダーソンのディスコグラフィー ]
「Sunshine At Midnight」。2007年のセカンド・アルバム。ヒット曲 "Force Of Nature" を収録。プロデューサーは、ウォルター・ミルサップ、キャンディス・ネルソン、ジュニアス・バーバイン、クレイ・シアーズ、ノッツ、D・ラム、マイク・シティ、ラファエル・サディーク、アロンソ・ジャクソン、ロバート・アンソニーなど。6年ぶりのアルバムだが、瑞々しさは変わらない。アマゾン→
(R&B)
「Your Woman」。2001年のデビュー・アルバム。ヒット曲 "Heard It All Before" を収録。プロデューサーは、マイク・シティ。広い声域を活かした、表現力豊かなヴォーカル・スタイル。アルバム・チャートでは、惜しくも1位を逃して2位に留まった。アマゾン→
(R&B)
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